教えて!ホルスタインおじさん!

教えて!ホルスタインおじさん!

あれ?ホルスタインおじさんがモゾモゾしているぞ?ちょっと様子を見に行ってみよう!

『居酒屋ガツン』で常連遊びを楽しみたい!

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『マスター ここのおでん飽きたからラーメンの出前頼もうよー。』

 

昔、行き着けの焼酎barにて、深夜の常連だけの時間帯によくこんな事を言って店主をいじって楽しんでいた。

 

なんでこんな話を思い出したかと言うと、このような記事を見かけたからだ。

ztokyo.net

300円払えば持ち込み自由になるのと、(誰かが残してったお酒)お裾分け飲み放題といった感じの、かなり自由度の高い色々遊べそうな『居酒屋ガツン』という店が有るらしい。飲み屋というより『居酒屋を安く貸し切ってSNSのオフ会をやっている』感じなのかな?

感じの悪い客は店側が排除し初見さんでも楽しめる運営らしく、今のSNSの付き合いと現実の付き合いの中間のような感じなので、私は行ったことは無いが好感が持てる運営の仕方だと感じたのね。

初見さんとの触れ合いに慣れて無い人は、人生経験としてこういった敷居の低い店に行って経験を積むといいと思う。そして常連遊びに目覚めるといいだろう。

 

 

ちょっと上から目線失礼したのね。

 

 

昔の話に戻るが、Barで常連遊びをするにあたり、決まり事では無いが作法が存在した。それは一人で飲みに来て他の客が居なかった時は、話し相手のついでに店主にお酒を奢る事だ。誰が始めたか知らないが、これらの行為をさり気なく出来る大人になりたく足繁く通ったものだ。

中級者は冒頭で書いたように出前のラーメンを頼む。しかし出前を店主に頼むと彼も馴れたもので、『どうせなら焼き肉食べたくない?店を閉めるから一緒に行こうぜ。』と返してくるのだ。深夜の焼肉も良いかもと、河岸を変え男3人が惰性で肉をつつくのだ。まぁ、実は誰も食欲は特に無く、言い出しっぺの店主ですら一切肉食わないから網の上は焦げた肉で溢れていた。その場はもはや突っ込んだら負けのような意味のない我慢比べをしていたな。

こんなテキトーな運営をするのは客商売としてどうなのかと思うが、そういう一見雑だがフレンドリーな関係に飢えた客が、一見さんが躊躇するような雑居ビルの一角にある怪しげな店に集い、炭坑の失業者がストリップショーをやる映画「フル・モンティ」のようなテンションで、カウンター6席しか無い店内は半裸の客で賑わっていた。

 

今にして思えば、私の常連遊びは楽しくも結構大変な飲み方が多かった気がする。気がつけば飲み仲間がキックボクサー崩れと喧嘩を始め、それを見た誰かが工事現場のスコップを持ってきて振り回し、止めに入ったホストが錯乱し何故か被害者の方を殴ってるのを、私は他人の振りをして眺めてたのね。

 

常連遊びはバイオレンスの影が見え隠れしてたのだ。

 

お店での飲みも実は気が抜けない。何故なら酔ってへべれけになると、何故か会計に1万とか徴収される。後で聞いた話だが店主がお金の無い子の飲み代を私の伝票に付けていたらしい。そこは本人に奢らせろよ!ってか何人の金で良い人ぶってんだよ!

どうしてそんな事を平気で出来るのか、紳士な私には江戸川意味わか乱歩なのね。

 

月日は流れ結婚、転勤、引越、そして子が生まれ、若い頃の繋がりは年に一回あるか無いかの飲み会くらいになった。それは若かりしころ、まるで部室のように使ってた行き着けの雑居ビルは今は駐車場となり、店主も実は雇われ店主で、オーナーにクビを言い渡され地元に帰ったのが主な原因だろう。(色々問題の多いやつだったしな・・)

 

もうその街に集まる求心力は存在しない。

 

しかし、今にして思うと常連遊びが懐かしくて仕方が無いのだ。

 

もう、こうなったら『居酒屋ガツン』に遊びに行こうか?

 

一時間後にそっと伝票を渡され、中指を立てて帰るイメージしか思い浮かばないのは、過去の数々の愚行のせいかも知れないが・・・