教えて!ホルスタインおじさん!

教えて!ホルスタインおじさん!

あれ?ホルスタインおじさんがモゾモゾしているぞ?ちょっと様子を見に行ってみよう!

性機能を守るために100万円を支払うべきか?ロボット手術という選択肢【がん体験談04】

広告

f:id:holstein_ojisan:20171104090446j:plain

ども、ホルスタインおじさんです。
前回の記事では、直腸がんの摘出手術の内容について報告させていただきました。
その中で、ショックな事は性機能障害の確率が5割だということ・・・
今回はこの内容について掘り下げてみたいかと思います。

 ロボット支援手術という選択肢

f:id:holstein_ojisan:20171104225345p:plain

ダ・ヴィンチXi手術システム

前回の説明では普通の直腸がんの摘出手術で行われる腹腔鏡下手術では、後遺症の可能性があげられた。

 【後遺症】

  • 必ずあるのは排便機能障害。
  • 低確率(約1割)は排尿障害。
  • 高確率(約5割)は性機能障害。

この中で、排尿障害(尿漏れ)と性機能障害(勃起不全、射精不全等)が実際におこるかと思うとかなり憂鬱だし、性機能障害の確率の高さが非常に悲しい気分になる。

 

そこで医師から紹介されたのがダ・ヴィンチXi手術システムを用いた、ロボット支援腹腔鏡下直腸がん手術である。

このロボット手術を実施すると従来の腹腔鏡外科手術の後遺症がだいぶ軽減されるらしい。

 

【ロボット支援による後遺症の変化】

  通常 ロボット支援
排尿障害 9% 1%未満
性機能障害 5割 1割未満

※医師より説明された数値のため、病院毎に異なる可能性も有ります。

この数値を見る限りだと、ロボット支援システムを使う方がいいに決まってると判断するしかない。

しかしこのダ・ヴィンチ手術システムにも問題点があるため、利点と欠点について説明します。

 

ロボット支援システムの概要

ロボット支援による直腸切除術は、腹腔鏡下直腸切除術をロボット支援下(ロボットをリモートコントロール)にて行うものです。

従来の開腹手術と比較して、通常の腹腔鏡手術と同様に、傷が小さく痛みが軽度で、手術後の回復が早い、手術中出血が少ないなどの利点があります。

 

(メリット)

  • 指のように複雑に曲がる器具を使用してるため繊細な手術が可能。
  • 医師の手ブレをロボットが補正。

(デメリット)

  • 術者は触覚を感じることができず臓器損傷の可能性有り。
  • 腹腔鏡手術より手術時間が長い。
  • 自費診療となり経済的な負担

 

自費手術費用と保険未適用の落とし穴

ダ・ヴィンチ手術システムは、私が受けた病院では手術費用が100万円です。

しかも自費手術のため、保険が適用出来ない・・・

何に一番悩んだかというと、実は医療保険に入ってて、通常の手術なら手術費用が一切かからないのを棒にふるという事だ。

直腸がんの場合は高度医療制度にも該当していないので、どんなに手厚い医療保険でも対応が不可能なのだ。

※前立腺の手術では保険が適用されます。

 

医療保険の場合と自費手術の比較

 まず、私が加入している医療保険適用の場合と、今回の自費手術の費用を比較してみよう。

通常の手術の場合手術費用は3割負担で約36万円だが、保険適用で100万円まで自己負担足無し。

10日間の入院の補助などを入れても約10万円ほど保険金の入金がある。

差額ベット代まで補助があるため、一人部屋(1日3万円)も選択が可能だ。

 

しかし、自費診療のロボット手術を適用させた場合と比較すると差額は110万円はある事がわかるし、入院すべき部屋のランクも大きく異なってるく。

 

結局どの手術内容を採用したか

己の性機能と100万円、どちらを選択するかには正直迷いました。

 

がんは今後再発する可能性もあるし、お金は少しでも多い方がいい。

 

子供も一人居るし、正直二人目は考えていなかった事。

 

昔に比べ性欲も減衰している事(インポでは無い)・・・

 

こうして冷静に考えると性機能を強く残す理由がなかったのです。

しかし、 人の三大欲求である【食欲、睡眠欲、性欲】この内食事は術後制限される事が分かってたので、残りの性欲が全く無い人生ってのは正直不安を覚えました。

 

 

 

私の下した決断とは、

100万円支払ってダ・ヴィンチ手術システムで手術を受ける事でした。

※三大疾病プランの保険にはがんと診断されただけで一時金がもらえる保険もあるようです。このタイプでしたら受給可能ですよ。

 

手術後の感想

ダ・ヴィンチによる手術を無事終えました。

性機能の方ですが、少々まだ違和感(軽い痛み)が有りますが、勃起も射精も正常に機能しているように思えます。

しかし、まだ実戦投入していないので、もう少し落ち着いたら健全性の確認をしたいと思います(笑)

 

ロボット支援手術に対して思うところ

今回手術を実施したガンセンターでは本装置が導入されてたため、ロボット支援手術に踏み切る事が出来ました。

このロボット支援システムを導入している病院は30施設以上(2014年集計)と言われておりますが、まだまだ扱い量が少なすぎるかと思います。

もっと多くの手術をこなして、保険適用となる事を切に望みます。

 

嬉しい知らせも有ります。

東工大学初ベンチャー企業にて、日本産の医療用ロボットの開発が進んでいるようです。

www.nikkei.com

ダヴィンチと比べ、半額程度の販売価格、操縦する手にロボットの感触を伝えるなど、値段の安さと技術の高さからより一層の普及が期待されてます。

いい技術があるのに自費手術を選択するしかない現状を考えると、このニュースは本当に嬉しく思います。

というわけで、多くの直腸がん手術を行う可能性がある人は、あまり悲観せずに未来の技術に期待しましょう!!