教えて!ホルスタインおじさん!

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あれ?ホルスタインおじさんがモゾモゾしているぞ?ちょっと様子を見に行ってみよう!

賃貸物件の契約書にサインする前に必ず確認しておきたい事

不動産の賃貸物件の契約書を良く確認していますか?

不動産業者の言葉巧みな話を信用し、良く確認もせず契約してないでしょうか?

 

私自身も危うく最悪な契約内容で入居するところでした。

ネットであれこれ調べ、不動産屋さんに契約書を書き直させたので最悪な状態での契約を回避できたけど正直危機一髪でした。あぶねーあぶねー。

過去7年間で3回引っ越した、私の経験談を踏まえ、注意すべき点をお伝えしたいと思います。

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 【目次】

 

私の経験したやばい契約書内容

『契約書なんてそんなやばい事書いてないでしょ。』『不動産屋が問題ないと言うから信用しなきゃね。』なんて軽く思ってましたが、サイン前にチラッと契約書の内等を見てきたら『あれ?この契約内容酷くない?』と思える内容がわんさかあるわ。

あんまり酷過ぎて逆に笑えてきたので抜粋してみました。

【やばい契約内容】

  • 給湯器や換気扇など故障修理費用は入居者負担。(本来貸し主負担)
  • エアコンは備品ではありませんので修理には応じません。(物件案内にはエアコン付と記載あり。)
  • フローリングの経年劣化はみとめません(本来経年劣化対象)
  • 冷蔵庫の後ろには電気焼け防止対策、照明の電気焼け防止のため使用するのはLED方式か吊り下げ式、机や椅子にはフローリングの傷防止のためフェルト等を付けること。(え、これ契約書にわざわざ書く内容?)
  • 集団での交渉は受付ません。(昔入居者との集団交渉でもあったのね。)
  • 弁護士等の費用は出しません。(完璧に揉める事前提の契約書なのね。)

 

こんなに不安を煽る文面が確認された場合、正直入居しない事をお勧めします。

しかし私は駅近という立地の良さと、間取りの広さ、あと『場合によってはキャンセル料2万かかるかも知れません。』と言われた事に腹が立ち、意地でも何とかしてやろうと契約書の見直しを求める事にしました。(あわよくば先方から入居不可としてもらい、キャンセル料を払わないようにしたいのが本音でしたが・・・)

 

  

現状復旧を求められやすい物

現状復旧費用の請求がされやすく金額が大きいのが、フローリングやクロスの張り替えです。

フローリングはリビングの椅子など引いたりするだけでも、普通に生活しているだけでも擦り傷が発生します。これは傷防止のフェルトを椅子の足につけても定期的に取り替えない場合ゴミ付着し擦り傷の発生要因となります。

また、固い物を落とした時にフローリングにつく傷は、100%借り主の過失となり言い逃れできません。このフローリング張り替えの範囲と費用分担が契約書の内容によっては全面張り替えかつ100%借り主負担となり、トータル請求額が家賃4ヶ月分にも及んだという酷い話もありますので注意が必要です。

 

契約書の見直しで参考にすべき事

まず、賃貸物件の契約で真っ先に確認すべきは、以下の内容です。

住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(再改訂版)のダウンロード - 国土交通省

賃貸住宅トラブル防止ガイドライン(改訂版)(概要) | 東京都都市整備局

この二つを抑えておけばまず間違いありませんが、東京都のガイドラインの方が分かりやすかったです。

 

事前に知っておきたい事

貸し主負担と借り主負担を理解する

契約書に借り主負担の項目が書かれていた場合、退去時の現状復帰費用にて一般的な内容補修内容以上に現状復旧費用を請求されます。

ここで重要なのが、どこまでが借り主負担で、どこまでが貸し主負担、かという事を知る事です。まずはざっくりですが、

 

【貸し主負担】

  • 給湯器、エアコン、扉や建具など

【借り主負担】

  • 給湯器、エアコン、インターフォンなど本来貸し主負担の修繕対象が、借り主の修理となっている。
  • 畳、襖、障子の全交換が明記されている。
  • 冷蔵庫の裏が電気焼けしないよう、注意事項が書かれている。
  • フローリングが係年劣化対象外とされ、古いフローリングでも100%借り主負担となる。

上記のような事例は極稀ですが、退去時に家賃4ヶ月分を支払った事例もありますので注意が必要です。

 

設備と残置の違い

設備の修理は貸し主負担ですが、残置品はその限りではありません。

エアコン、照明、ウォシュレットは前の入居者の残置品である可能性が高いので、下見時に必ず確認する事をお勧めします。

因みに私は契約時に残置品と言われたエアコンとウォシュレットを、案内に記載が有るから備品に訂正を希望したら、エアコンは備品として勝ち取りましたが、ウォシュレットは故障扱いで撤去されました。

一勝一敗です・・・

  

口コミサイトの確認

マンションには口コミサイトがあります。

マンションの賃貸物件を探してる時は、口コミサイトに退去時のは実際トラブルが書かれてる事もあります。

不満内容で、管理会社に対する不満を書いている場合は要注意です。その場合マンション全体の管理に問題がある可能性があります。

(実は私が契約した物件にも悪いコメントが多数書いてましたね。これを先に見てれば契約なんてしなかったのにと本当に後悔してます。)

www.mansion-note.com

 

最後の手段に役所への確認

知り合いの不動産屋さんにトラブルを未然に防ぐにはどうしたら良いか相談しましたら、各都道府県に不動産契約の相談窓口があるそうです。

契約前の事でしたら対応をしていただけるそうなので、事前に予約を取り、契約書を持参して相談しましょう。悪質な不動産業者にペナルティを与える事も可能かもしれません。

不動産業者とのトラブル・苦情の受付先

 

 以上思いつく限り書かせていただきましたが参考になりましたか?

こんなの読んじゃうと賃貸契約なんかせず、ローンを組んで買ったほうがいいじゃないの?と思ってしまうかもしれません。

しかし、今後大規模な地震等災害が起こる事を想定すると、私としては賃貸物件に住み続けた方がいいと正直迷ってます。

なので、同じような思いの人の参考になればと書かさせていただきました。