どもホルスタインおじさんです。
最近は興味の範囲が色んな方面に言ってなかなかまとまりが無いのですが、今回は珍しく人のエントリを見て気になったので書いてみたのね。
気になったエントリは、カンドーさんのこのエントリです。
いつもスリリングな内容を楽しく読ませていただいてるのね。
先に大事な事を言っときます。
見てふと思った事を書いてるだけであって、カンドーさんのエントリに対しての言及ではありませんよ。
女性の差別とかそういう話は一切無いですよ。
そして、カンドーさんに喧嘩売ってるわけじゃ無いですからね!
さて、キン肉ガード並の鉄壁の守り姿勢をしつつ本題に入ります。
今回ワタシが言いたいのは、
『飲み会で気が利くマウンティングし合うのそろそろ辞めませんか?』
というお話です。
飲み会の作法は仕事より先に覚えろ
社会人経験も折り返し地点を通過したワタシですが、入社当時から上司や先輩に徹底された事があります。
それは【飲み会の作法】です。
業務内容がほぼ社内で完結するワタシの在籍してる部門では、【飲み会の作法】は新入社員が仕事より先に覚えなけれならない最優先事項と冗談抜きで言われて教育をうけました。
飲みが仕事より先、ワタシの社会人1年目の頃はそんな時代でした(遠い目)
ちょっと思いつく限りメモってみたのね。
【飲み会の作法】
- 飲みに行く人の出欠取り
- お店の予約
- 一番先に店に入って誰よりも先に末席を確保
- 乾杯の音頭をする人へのネゴ「今日乾杯の音頭オネシャス」
- お箸とお皿とお絞りを配る
- 飲み物注文「ビール以外の人いますか〜?」
- 飲み会の司会進行
- 食べ物(サラダ類)を配る
- お酒の飲むペースが早い人をマーク
- (生ビールの場合)グラスの残り三分の1くらいで全員にお代わり確認
- (瓶ビールの場合)とりあえずひたすらビールの追加注文と空き瓶回収(ちょっと残りのビールはひたすら自己消費)
- 割りモノへ移行する人の確認
- 焼酎(下町のナポレオン いいちんこ)とセット(氷・グラス・水・烏龍茶)注文
- 割りモノを作りつつ、ビール陣営のチェック
- 余り物食材を皿ごと回収ひたすら食べる
- 串焼きが来たら、肉から串を抜き取る
- 少しでも気が利かないとイッキを強要される(アルコールハラスメントなので絶対やったら駄目!)
- 無茶振りされて何かプチ芸を見せる
- ヨロチクビ〜とおっさんに乳首とつねられる
- 目の座った先輩と目が合うと同じペースで酒を呑む事になる(え?グラス下にさげないんですか?)
- 仕返しに、割モノの飲み物のアルコール比率を徐々にあげる(最終的に半々がベスト)
- 締めの挨拶のネゴ
- ひたすら飲み物チェックと割モノ作り
- 中締めの挨拶を振る「宴も高輪プリンスですが〜」を言う人はオッサン度数高め
- 会計チェックしつつ、偉い人から順に多め会費を回収
- 自分の支払いは1000円未満の端数がベスト(職場公認)
- 二軒目行く人の集約
- 必殺マ~~ライオン(喉に指突っ込んで強制的にアルコールを排出。真似しちゃ駄目よ。)
- 二軒目突入 長い夜は続く・・・・
コレ書いてて、何か吐き気がしてきた・・・
昔はホントこんなの日常的に良くやったな〜と思う。
週3飲むのは当たり前で、人事異動の時期はほぼ毎日飲む。
コレを続け続けるともう体へ【飲み会の作法】がタトゥーのように刻み込まれ、一生抜け出だせません・・・
おっさんの飲み会は気が利くマウンティングが跋扈する
ワタシが入社したバブル崩壊後の世の中は、徐々に飲み会の風潮が変わりアルコールハラスメントがやりにくい環境になってきた。良いことである。
しかし、悪しき習慣である【飲み会の作法】は一部の酒飲みの中で【酒飲みの暗黙ルール】として脈々と残り続けるのである。
つまり今までアルハラを受けてた人はアルハラ耐性有りと判断され継続・・・ワタシのピチピチの脳細胞はコレでどれだけ死滅した事か。。。
頭はハゲてしまったが、もう殺るか殺られるかの仁義なき飲み会が年齢層高め限定で繰り返されるのである。
時は流れ現在。
オッサンだけに受け継がれた【酒飲みの暗黙のルール】を体得し、数々の飲み会で名を上げた肝機能強者が、上司に好かれ*1昇給を繰り返してる実情がある。
社内向きの職場の悲しいところ、結局のところ昇給の判定基準はそんなところで格差が生まれるのだ。
しかも、若手は飲み会に参加しない上、いい年になっても【酒飲みの暗黙のルール】を体得した者が役職高めだからたちが悪い。
この誰も引き継ぐ者がいない【酒飲みの暗黙のルール】の技能はオッサンだけで*2磨かれて、おかしな方向へ昇華する事となる。
【酒飲みの暗黙のルール neo】
- 飲み会開始時間の20分前にはオッサンは全員集合
- 下座の奪い合い(最近はタッチパネルの奪い合い)
- おっさん全員で一斉に素早く配膳(若手ボーゼン)
- 乾杯のビールが足りないとワザワザ貰いに行く
- 乾杯の音頭に掛け声が入る(歌舞伎か!)
- 食べ物は来た瞬間に全員で配り合う
- お代わりはグラス3分の2の時点で次ぐか注文
- 割りモノ担当の奪い合い(割りモノ担当者は飲み会のアルコール度数制する!!)
- オッサンだけで弄りあい。(若手はオッサンの醜態を安全ゾーンから見てるだけ)
- 吐いて飲む?そんな勿体無い事出来るかよ!
- 2次会の集約?そんなの強制参加でしょ!
- 解散時間?もう終電逃してるよ!!!
もうここまで来ると気の利くマウンティングが凄まじい。
酒好きな若手には微妙に暗黙のルールを教え込まれるが、ここまでの域に達するには場数が足りなすぎるからライトモードのみだ。
まとまらない
もうさー、オッサン通しで飲み会でマウンティングしあうの止めようよ。流石に呑み会の回数は激減したけどさー、呑み会なんてふた月に一回、いやもうこんなのやんなくてもいいんじゃね?という流れ作ろうよ。
めんどくさい人がいない限りワタシの席では、
- 食べ物は自分で取る。
- お酒の注文も自分でする。
- 串モノはそのまま食べる。
- 残りモノはコッソリ店員に渡す。
- 瓶ビールすら手酌で飲む。
- ぶっちゃけ呑み会とか来なくていいし、やらない方向に向かわせたい。
今は昔と違いパソコンの処理速度並みに個人で処理する業務量も範囲も倍増している。
もう、『金払わなくていいから気を使え』と言われ呑み会強制参加の時代は終焉を迎えたのだよ。
今はむしろ『飲まなくていいから仕事しろ。しかも就業時間内にな。』とか言う側になってしもたのよね。
アルハラで仕事辞める人は少なくなったと思うけど、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた仕事に付いて行けない人は先輩のフォロー虚しく辞めていく。
どっちの時代が良いのかもはや分からんが、今の時代は気配りより自己管理ができてPDCAをしっかり回せる人でないとやっていけないのよね。
今の若い人が唯一可哀想なのが、上司の思考回路の根本に【飲み会の暗黙のルール 】が流れている事かな。言葉では気を使わなくていいよと言いながら本心では・・・
コレを読んだ人はどっちの道を選びますか?
【飲み会の暗黙のルール 】をついつい学ぶか。
気の利かないフリをして一切気配りしないか。
ワタシならサラダ配るどうのこうのより、くだらない飲み会不参加(一番のハードモード)を選びたいのね。
もう【飲み会のルール】がしっかり身について、後戻り出来ないオッサンは【頭のゴミ】無くした方が良いですよ。
参考になるかも知れないこの本は、Amazonプライム会員なら無料で読めます。