ども、ホルスタインおじさんです。
今回は答えの出ない問いについて、ちょっとグダグダ考えてみました。
それは[躾をコストで判断しても良いものなのか]というちょっととりとめの無い内容なのね。
これは纏まらない自信満々ですが、子育てで色々考えて煮詰まってる方とかは参考までに見てみてください。
屋台のお面を子に買い与えるのはコスパが良いのか?
本日、神社へ妻子と初詣に行った時の話です。
参拝の長蛇の列にぶーたれた我が子(5歳男子)が突然「あの王冠欲しい!!」と言い出したのです。
王冠とはなんぞやと思いつつ、子の指差す先を見てみるとキャラクターモノのお面がズラッと並ぶ屋台ではないですか。
いつもなら即座に「今日は遊びに来たんじゃ無いから駄目」と子に言い聞かせる妻が、屋台のおじさんに値段を聞いてしまったのです。(何故聞いた!!)
価格は900円、たかがプラスチックのお面一つに高いなーーというのが正直な感想です。
↓そのお面
値段に気後れした妻が「コレはパパに相談だね」とワタシに判断を丸投げ、
買ってもらう気満々の我が子の「買って!買って!」コールは高鳴る一方だ。
この瞬間にワタシの脳内では即席討論会が開催された。
コスパ派と躾派の脳内討論
脳内では2つの派閥が相談を始めた。
一方はコスパ派。物事を何でもコストに代替えして考えるコストパフォーマンス史上主義である。
もう一方は躾派。子の正しい育成のためには多少の無茶な内容も『コレも躾!』の一言でゴリ押ししてしまう嫌な大人の代表である。
コスパ派「嫁さんやっちゃたねー。お店の人に金額を聞くのは買う事と同意でしょ。」
躾派『そうなんだよねー。でもさー900円よ、コスパ派とどう思う?』
コスパ派「いやー普通に考えたら無しでしょ。お面の原価はいくらだと思う?きっと200円くらいだよ。暴利よ暴利。しかも屋台でモノを買う習慣なんてナンセンスだよ。」
躾派『今後屋台に来る度にお面を要望されたらたまったもんじゃないので、却下でいいきますか?』
コスパ派「うんうん。異議なし!」
甘やかし党[あのーちょっとひと言いいですか?このまま買わずに帰ると、今日の午後の買い物の予定でずっと愚図りませんかね〜?]
躾派『君は、甘やかし党だね。確かにその恐れは有るけど、ここは買わない一択じゃないの?前例を作ると、駄々をこねる度に欲しいモノが買ってもらえると思われるよ』
コスパ派「いや、甘やかし党の話は一理有る。このまま愚図る子を連れて買い物しても、半日ずっとキッキ坊やの可能性があるぞ。考えてみろ、妻は買い物する気満々だから愚図った子を残り半日も相手するつもりか?900円でそれから解放されるなら、俺は楽な方を取るぞ。」
躾派『いやしかし、我が家は縁日の屋台では、先に買う個数を提示してから遊ばせるルールがある。このルールを逸脱すると今後は何でも有りに突入するぞ。スーパーでおもちゃを買わない、ガチャガチャもしない、っていう他の我が家ルールも崩壊するぞ。』
甘党[でもねー、今回は嫁の勇み足だよ。値段聞いちゃったんだもん。たまに特例はあるでしょ。今回も特例でいいのでは?]
コスパ派「そうだ、そうだ、正月は長いし一々言い聞かせるのも面倒だよ!」
躾派『(分が悪いな・・・!)そもそも、子供はあのお面のウルトラマンの名前すらしらないのに買って良いのか?単なる思いつきだぞ。王冠って言ってる時点でウルトラマンかどうかも知らんよきっと。今後思いつきで駄々こねる子になっちまうぞ。』
コスパ派・甘党[「!!!」]「そいつはちょっとなー」[そうですねー。今回は躾派の意見に従いますかー]
躾派『ではお面は買わない事でFIX』
コスパ派・甘党[「そだねーー」]
ちょっと長い脳内会議ですが、こんな葛藤を数秒の間に繰り広げてたのね。
躾をコストで比較して良いものなのか?
さきほどの結果、子にお面は買い与えず代わりに射的で妥協してもらい、そして帰り道はずっとご機嫌斜めな息子を抱っこして歩きました。(重い)
結果論ですが、今振り返ってみてもお面を買っても良かったのではとちょっと後悔してます。
今回は嫁が安易に金額を聞いてしまった事で子の買ってもらえる期待値を上げてしまった事と、正月という特例で買って上げても良かったという事です。
では何をぐだぐだ悩んでるのかと言うと、「子の躾問題をコスト面で考えてしまう自分の性格にちょっと嫌気がしてる」って事ですな。
単に躾面だけで考えれば物事はすごく単純です。しかし、判断基準にコスパ(割に合うか合わない程度ですが)が介在してくると、時折躾と関係ない方向での判断をしてしまうので、躾面での最適解から離れた反応をしてしまうのですよね。この矛盾が実は辛い。
子育てはコスパでは測れない喜びがある
今回は色々有りました。子がすっかりご機嫌斜めな状況の中、嫁の買い物に付き合いました。
結果、妻と私で交互に抱っこしたり、アイスを買ったりなどご機嫌を伺いつつの半日はちょっとした苦行でもありました。
その後機嫌が回復した子とエンドレス双六をしたり。一緒に他愛もない会話をしながらご飯食べたり。お風呂でエセ手品を披露しあったりと子にベッタリな1日でしたが、寝かし付けをして寝顔を見ている時など時折訪れる幸福感は図りようも無いのです。
冷静に1日に振り返って大変だったよなーと思いつつも、子供に甘えられたり世話して喜ばれた時に感じる[子育ての幸福度はハンパ無いな〜]と考えてしまいました。
なんなんでしょうねこの幸福感は。
面倒と感じる部分も多く有りますが、全ての感情を親にぶつけてくる子が可愛くて仕方ありません。
うーん、勢いで書いてみましたが、話に脈略が無いくてすみませんね。
あれ?コスパの話ってどこにいった?
(追記)
お年玉を貰ったあと、「これでお面買うー」と言う我が子に、貰ったお年玉の千円札一枚使う事になるよと伝えると、ちょっと微妙な顔(そんなに高の?)になったので、今回は買わずに良かったのね。