先日愚痴混じりに書いたジャブジャブ池の有る市営公園に、またもや子(6歳)と2人で利用させていただきました。
ここではザリガニ釣りが父親の株アップに良かった話をしたいと思います。
我が子が前回のザリガニ釣りが楽しかったみたいなので、今回もスルメと糸をリュックに忍ばせ、小さなポリバケツを自転車の籠にくくりつけ、片道40分かけてえっちらおっちら市営公園に向かいましたよ。
まさか電動自転車のバッテリー残距離が8kmだったので、片道9kmのアッフダウン激しい丘をどうするか迷いましたが、平地はバッテリー未使用で『エアロバイクによるダイエット感覚』で何とか乗り切りましたね。
さて、大型市営公園に着いて真っ先に向かったのが小さなザリガニ池。そこには糸を垂らしてザリガニを釣りを楽しむ親子がすでに居ました。
ザリガニ釣りに必要なのは竿、糸、餌、バケツの4点あれば事足りますが見てみると人によって微妙に用意してる物が異なりましたね。まさに遊びに親のセンスが問われてるのです。
竿は割り箸や落ちてる木の枝が王道ですが、中にはバットやラケットを逆手にして糸を垂らす人もいて見てて面白いです。我が家は無難に少ししなりの有る木の枝を選定。
糸は凧糸が殆どですが、我が家は裁縫の糸で勝負しました。ちなみに、毛糸は浮くのでオススメ出来ませんが、頑張って濡らして使ってるパパさんもいたのでそこは有る物を臨機応変に使いましょう。輪ゴムを何個も繋げた人も居ましたので、準備無しでスルメのみ売店で購入し、子の要求にその場で答えられる親の臨機応変さがここでは求められるのです。
餌はダントツでスルメでしたね。味は親の好みですが、子が餌を食べたがるようなやつは止めときましょう。ザリガニを触った手でおやつを食べるのは寄生虫とか怖いですからね。
バケツはノーマルなバケツでもアクリルの虫籠でも良いのですが、中にはペットボトルに入れてる強者もいました。まー基本的に最後には釣ったザリガニは池に返すのがマナーですが、釣ったザリガニがバケツなどに入ってると通りすがりの覗き込む人との会話が盛り上がるのでバケツはオススメです。
また必須では有りませんが、重りが有ると玄人感が出ますね。餌の下側に石を結ぶも良し。クリップをつけるも良しです。中には50円玉を紐に付けてる人がいましたが、硬貨を道具替わりにするのは利に叶ってる部分と成金感が漂うのでちょっと判断が迷いますね。私は知らない子にもザリガニ釣りセットを分け与えるので、途中でめんどくさくなり重りはつけない派になりました。
有ると便利なのが網です。ザリガニって結構水面直前で逃げ出すんですよね。
親はそれぐらいの難度が楽しめるんですが、幼稚園児だと逃げられる事の方が多いので、水槽のゴミ取り程度で構わないから手網が有った方が楽しめます。
さて、準備の話はここら編にして、実際にザリガニ釣りを始めると我が子は見知らぬ子供達と『俺は何匹釣った』とか『ザリガニに触れられないなら俺が掴むよ』とか交流を始めます。これはザリガニ釣りが手頃に楽しめつつ、やってるのが幼稚園児くらいまでだからですかね。年齢層も近いのですぐ仲良くなります。
それに伴い親達も軽い会話を交わすのですが、大概男親がザリガニ釣りをやってるので、ザリガニ池は見知らぬ男親通しの交流の場となります。(母親がいないわけでは無いですが、餌を用意してる感じは無かったですね。なので私は色んな子にザリガニ釣りセットを配ってました。)
私の周りだけかも知れませんが、見ている限り男親ってのは、母親ほど親同士の子育てに関しては情報交換はしないんですよね。ただ、こういったルール何て有って無いような外遊びを通じ、他人の親と子の付き合い方をチラ見するだけでも得られる事は多々有ります。
(子への生き物との接し方教育。釣り糸が無い子への気遣い。危険な行動に対する注意の仕方等々。)
休日に子と遊ぶのに野球やサッカーの真似事しか関わり方を持って無い人は、糸とスルメを持って人が多く集まる池に向かってみては如何でしょうか?我が子の男親に対する株があがりますよ。
余談ですが、我が子は鼻から流血してる子を見つけ、誰よりも早く私に報告に来ました。
結果、見知らぬ子を遊具から救い出す羽目になり、私の下ろしたてのシャツに血が着いたのはちょっと残念ですが、困ってる人が居たら即行動する子の優しさが知れた事と、困ってる見知らぬ子の世話と親探しに親達の一体感が得られたらのは一番の収穫です。
やれ子育てはガチャだから子は要らないとか、父親は家事参加は1割程度とか、子育ての苦労面ばかりクローズアップされてる世の中な気もしますが、人が本当に大人になれるのも子育を通じてなんでは無いかなと実感できた1日でした。