我が子にキレイな珊瑚の海を見せたい。
そして2歳なら飛行機代が安く乗れるから早めに飛行機デビューさせとこ。
そんな親心と打算が入り混じった思いから始まった沖縄旅行も今回数えて3回目。毎回[備瀬のフクギ並木で過ごす事]を目的とした旅行です。
3回も同じコースをたどって思う事は、我ながらいいプランを組み上げたもなのだと自画自賛したいです。
なぜなら、一度行くと楽しい気持ちを繰り返し思い出しては、「また来年も行きたい」と思えるような旅行だからですかね。なので、同じ宿泊地でもやることを変えて新たな発見を楽しんでます。
今回はそんな沖縄旅行の総集編として、子の成長(2歳、4歳、5歳)と共に楽しんだ[備瀬のフクギ並木の旅の楽しみ方]を紹介します。
- 美ら海水族館近くの宿泊
- 備瀬フクギ並木の魅力
- 住む事で感じる沖縄の生活と自然の良さ
- 海洋博公園を堪能
- 毎回食べたくなる食事
- 子供の記憶に残せる旅か?
- フクギ並木を堪能するスケジュール例
- 航空券と宿泊予約のテクニック
美ら海水族館近くの宿泊
当初の目的は美ら海水族館の最寄に宿泊する事でした。妻が大の水族館好きでして、ジンベイザメを混雑前にゆっくり見たい気持ちで、朝の子連れでも無理なく水族館に行ける距離で宿泊場所を探しました。
宿を調べる中で、備瀬のフクギ並木なる景勝地が有る事が判明。どうせならより沖縄っぽい事を体験しようと、古民家風の宿に宿泊することにしました。(風なのは本気の古い施設は流石にいやかなーと)
宿泊してみて初めて分かったのが[備瀬フクギ並木の魅力]です。
備瀬フクギ並木の魅力
備瀬フクギ並木は景勝地であるため、日中はそこそこ観光客が訪れます。
観光客の目的は美しいフクギ並木の散策と撮影が大半かと思います。どれくらい美しいかと言うと、防風林として植えられたらフクギという常緑高木で出来たトンネルに入り込むと、ユッタリとした時の流れと静けさを一層際立たせて感じさせてくれます。
滞在中、普通に散歩や、レンタサイクル、そしてウエディング姿で撮影など皆フクギ並木を撮影スポットとして観光客が楽しんでますね。
それなら、近くのホテルに宿泊してちょっと見る程度でいいのでは?と思うかも知れませんが、滞在してる人にしか分からない良さがある事に気が付きました。
住む事で感じる沖縄の生活と自然の良さ
私が宿泊していたのは場所は古民家風の一軒家で、昔の家の間取りに近代の設備(トイレやバスルーム)を当てはめたようなお家です。
そんなノスタルジックと利便性を兼ねた宿泊施設でフクギ並木に住むと、より沖縄の自然を五感で楽しめます。
おばぁの家の離れ感
私が宿泊したのがお食事処ちゃんや~が経営してる古民家の宿で、食事処と宿泊場所が少し離れてるため、離れの家からおばぁの家まで散策しながら食事に通う宿泊イメージです。
食事処は本物の古民家のため、沖縄の仏壇がの前で食事する事になります。その前でいただく食事は「沖縄のおばぁの家に遊びに来た感」を高めてくれるので、三年も通うと我が子にとって沖縄は第三の田舎状態ですね。
朝晩の並木の散策
先ほどの食事処と宿泊場所の行き交いに並木を散策しますが、早朝のフクギ並木は観光客すれ違わず別世界です。
木漏れ日の中で聞こえる「サッサッ」という地元の人が砂地をほうきで掃く静かな音は、フクギ並木の清らかな静寂感をよりいっそう高めてくれます。
そして、掃いた後の砂地の地表は美しい並模様になり、枯山水を連想させます。これは人が多く訪れる日中では味わえませんね。
掃除中の人にじゃれつく猫ちゃんとか見かけると、沖縄の日常に入れ込めた感じがしてついつい笑みがでます。
景色を変える海岸線の散策
海岸線の散策は子にとってはお宝の宝庫です。
フクギ並木から10mも歩くとすぐ海岸線で、カニを追いかけたり、ヤドカリを探したり、珊瑚の欠片や綺麗な貝殻を拾ったりと、幼児の遊び場として最高ですね。
時間帯によって潮の満ち引きで海岸の様子が様変わりし、滞在しないと気が付かない美しさを自然が教えてくれるのです。
リゾートホテルのプールや綺麗な人口ビーチもいいのですが、幼児と共に沖縄の原風景が楽しめる自然な海岸の方が私には性に合ってましたね。
備瀬崎のシュノーケリング
フクギ並木の先端に備瀬崎があり、ここはシュノーケリングスポットで珊瑚の海を泳げます。満月など大きな引き潮の時は海から切り離された大きなプール状態になるので、子供でも安心して水遊びできますよ。※最低限の装備は必要。
泳がなくても、引き潮時は水深が浅いので熱帯魚を上から覗き込むだけで観察出来ます。
ぜひ、こちらの記事も参考にしてください。
古民家(風)の宿は泊まるだけでアトラクション
私は古民家(風)の宿に宿泊しましたが、泊まるだけでも楽しいです。
綺麗に整えられたらハイビスカスの生け垣を通ると、現れるのは広い縁側の綺麗な建物。
縁側で佇むだけでも癒されます。
4月でも蚊が出るので、備え付けの虫除けスプレーを身体にかけ、蚊取り線香を焚いて準備は万端です。(子供は蚊取り線香を使う事すら喜んでます。)
部屋にはカーテンが無いガラスの引き戸で、夜は遮光と防音も兼ねて雨戸を一部閉めるのも楽しいですよ。
それ以外にも裏口のシャワーが有って足洗いもでき、そのままお風呂に繋がる勝手口とか磯遊びをするには最高の設備です。
最初のチェックインを済ませると、食事以外は他人との接点が無いので、子がうるさくしてもあまり他に気を使わなくて済むのも良いのも利点でありますね。
子育て家庭の気苦労の多い人に特にお勧めです。
ヤモリが同居中
宿では「キュキュキュ」って室内に唐突に可愛い鳴き声が響きます。
どうやらヤモリが室内に住み着いているみたいです。(翌日糞が落ちてました・・・)
沖縄の人にとってはなんて事無い事かも知れませんが、鳴くヤモリが身直にいるだけで都会暮らしで自然を感じない生活をしてると、ヤモリの鳴き声すら新鮮そのものです。
海洋博公園を堪能
余談ですが、フクギ並木の近くには海洋博公園があります。この中に美ら海水族館が有り多くの観光客はそこに殺到しますが、それ以外の施設は殆ど客が来ないので子連れでもゆっくり堪能でるのでお勧めです。
熱帯園や資料館など色々あるのですが、個人的に気に入ったのが「おきなわ郷土村」です。
中では無料でおばぁが三線(沖縄の三味線)を教えてくれたり、お茶と黒砂糖までサービスしてくれてます。子が適当に三線や太鼓で遊ばせて貰ってるなか、妻はおばぁに捕まり熱烈指導を受けてましたw
裏手には小さな山羊小屋が有り、餌をあげられまたまた隠れたホッコリスポットですよ。
これ以外にも無料で見られる施設は沢山あり海亀やジュゴンの水族館、イルカショーなど見放題ですから近場で連泊するほど楽しみが増えますね。
毎回食べたくなる食事
食事も楽しみの一つですね。観光地は値段だけ高い店も有りますが、納得の食事に出会えた時の嬉しさはひとしおです。
道の駅許田のサーターアンダギー
まずお勧めしたいのが道の駅の許田にあるサーターアンダギーです。(フクギ並木では無いですが通り道って事で)
ここのサーターアンダギーは、表面のサクッとした食感で重く無くペロリと食べられるのが特に好きです。
我が家は滞在中も食べますし、お土産にも買いますね。
他にも美味しい物が多く、妻はフードコートのタコスもおいしく滞在中に二回食べるくらいハマってました。夫婦で分けて食べましたね。
チャハヤブランのデザート
観光地のオシャレなカフェのデザートは正直期待してませんでした。しかし、この店はいい意味で裏切られましたね。
全く期待してなかったので、甘味にこだわりが有る妻も、甘味の守備範囲が狭い息子も、甘いのが少し苦手な私ですら美味しくて堪能出来ました。
ちゃんや~のアグー豚のしゃぶしゃぶ
アグー豚はラード用に品種改良された豚ですが、その脂は癖が少なく脂の旨味をあっさりと食べられるのが特徴です。なので、脂身部分もしゃぶしゃぶとして堪能出来るのが嬉しいですね。
コース料理で沖縄料理も小皿で色々食べられるのもお勧めポイントです。
因みに我が子はソーメンチャンプルーにはまり、追加で食べてましたね。
子供の記憶に残せる旅か?
2歳の頃の記憶は流石に薄れてますねー。しかし、ほぼ毎年通ってる沖縄に、「沖縄=楽しい海」という図式が出来上がってるみたいです。
なので、今住んでるところの近くの沖縄料理屋で食事をしても、海ぶどうを食べながら旅行の記憶を何度も楽しそうに話してますね。
Googleフォトに入れた3年前の沖縄旅行の画像をGoogle先生は旅行中に表示してくれて、親としても子の成長を確認しつつ旅行が楽しめます。同じところに泊まるのは、過去の幸せの記憶も反芻出来て二度美味しい旅でしたね。
フクギ並木を堪能するスケジュール例
3回通って見えてきた、フクギ並木を堪能するためのスケジュールです。
【1日目】
- 羽田空港発
- 那覇空港着
- レンタカー借用
- ウミカゼテラスで昼食
- 高速道路
- 許田の道の駅でおやつ
- フクギ並木の宿にチェックイン
- 海岸線を探索
- ちゃんやーで夕食
- 夜のフクギ並木を探索
- 就寝
【2日目】
- 朝の海岸線を探索
- ちゃんやーで朝食
- 朝のフクギ並木を探索
- 美ら海水族館
- チャハヤブランのランチ&デザート
- 備瀬崎の海岸を探索
- 部屋でシャワー
- フクギ並木を探索
- ちゃんやーで夕食
- 海岸線を探索
- 就寝
【3日目】
- ちゃんやーで朝食
- 海洋博公園or瀬底島のビーチorやむんの里
- 昼食
- 高速道路
- 那覇市観光
- ゆうなんぎいで夕食
- 那覇のホテル宿泊
【4日目】
- ホテルバイキングorポークサンド
- やちむん通りor公園or市場
- レンタカー返却
- 空港で昼食
- 空港でお土産買い物
- 那覇空港発
- 羽田空港着
備瀬フクギ並木の宿泊2回と那覇宿泊1回の3泊4日だとこんな感じです。
フクギ並木の宿泊を3泊する4泊5日の旅も実は今回やってみたのですが、身体(特に胃腸)が疲れましたね。少し物足りないなーくらいが丁度いいのかも知れません。
航空券と宿泊予約のテクニック
ここから航空券と宿泊予約のコツを紹介します。
まず、宿泊した古民家の宿は、航空券とのツアー予約が出来ません。なので単独で予約する必要が有ります。
航空券も単独予約でも可能ですが、レンタカーも別で単独予約すると値段が跳ね上がります。
そこで、沖縄1泊4日の旅のツアーに申し込みますと航空券も早割並の価格の上とレンタカー代を安く抑えつつ、那覇の宿泊がおまけに付いてくる金額で手配が可能なので是非お勧めです。
私が毎回利用してるのがスカイツアーズです。
ここで注意があるのですが、沖縄1泊4日の那覇宿泊はツアー内容を探しても一泊目しか無いように見えます。
しかし、最終日はトラブル回避とお土産購入のため空港近くに泊まりたいので、毎回予約の都度ツアー会社にメールして那覇での宿泊日を最終日に変更してもらってます。
何でも問合わせてみましょう。ある程度は自分好みの旅にカスタマイズ可能なのです。
沖縄で子連れでもちょっとゆっくり滞在を望むならフクギ並木の宿泊なんていかがですか?
(2019/6/29追記)実はじゃらんの「じゃらんパック」方が予約は簡単でした。