とも、ホルスタインおじさんです。
最近家事育児について色々考えせられます。
それは、前に見かけたこの記事がきっかけかもしれません。共働き家庭の夫の立場から見ても色々考えさせられる内容でした。
内容は日本における、共働き家庭の女性の家事育児がいかに大変かという話。
この中の一文にこのような記載が有った。
『結婚する時から女性が5歳児のダンゴムシを褒める』
という一文だ。
英語の文章から訳す時に変な日本語表現になったと思うが、こういう意味を伝えたかったのかと解釈した。
『結婚する時から女性が(夫に対し)5歳児がダンゴムシを(見つけた事に対し)褒める(ように家事育児を促す)』
私も新婚の頃の家事レベルはたどたどしいものだったので妙に腹落ちするのね。
前回のこの記事この記事に続き、夫の家事育児を視点に今回も色々書かせていただきました。
いきなり世の中の男性の意識が変わるとは到底思えないが、私が家事育児に積極的に携わるに至った経緯を紹介するのね。
- 独身時代の家事レベルは5歳児並
- 結婚直前の1人暮らしに家事の大変さを知る
- 引っ越し先は縁もゆかりも無い土地
- 妻が里帰り出産しない件
- 0歳児からの保育園入園と土曜日パパデー
- 家事育児に慣れると夫婦で自分の時間が作れる
独身時代の家事レベルは5歳児並
独身時代の家事レベルはまさに5歳児並でした。
出来る内容は、
- 洗濯物を洗濯機に入れて乾いたら部屋の片隅に山にする。
- ゴミは溜まったらたまに捨てるだけ。
部屋は煎餅布団を敷きっぱなし。枕元の灰皿は常に満杯。寝るだけの部屋でした。
このレベルで生活が出来てたのは、会社の独身寮住まいであったためですね。
賄いさんが居るので料理も皿洗いも不要。水回り(風呂、トイレ)は共用なので掃除は部屋のみ(それも月一レベル)、ゴミ捨ても曜日に関係無く捨てられたし、粗大ゴミすら寮のおばちゃんにお願いしてた。会社の独身寮なんて駄目人間製造所だったのだと今更ながら思うのね。
結婚直前の1人暮らしに家事の大変さを知る
結婚が決まり式の直前にひと月ほどの間、新居で1人暮らしをしました。
その時初めて家事の大変さを知りました。
炊事(料理、皿洗い)、洗濯(洗う、干す、畳む)掃除(部屋の片付け、掃除機、曜日の決まったゴミ捨て、風呂トイレ掃除)とは何て手数の多い作業なんだろうかと思い知りました。
最初は新鮮さから楽しくやっていた料理も、本を見てラタトゥイユを作ったらトマトが爆発し白いキッチンの壁面がトマトまみれになったり、ゴミ捨てを怠ったらゴミ箱の悪臭が酷い事に・・・
そのうち食事は袋ラーメンに食べるラー油をぶっかけて食べる日々、結婚式には3kg増量するという不摂生の極みを体現しました・・・
ここでの教訓は『家事の1人でやる大変さを身を持って知る事が出来た事』ですね。
その後妻と同居し、家事を2人で分担してやれる喜びは計り知れません。ホントに2人でやるのは楽です。半分の労力に感じます。
引っ越し先は縁もゆかりも無い土地
先ほどの新居は実はえんもゆかりも無い土地に引っ越しました。
妻と私の職場の中間地点で選びましたが、結果して私の飲み歩く頻度が激減しました。
私の独身時代の週末は財布の中身を空っぽにするまでバーを飲み歩く駄目人間。引っ越しして一人で気軽に飲みに行きにくくなったなのでその時は不満に思いましたが、今となっては悪い習慣が無くなりむしろ良かったと思います。引っ越ししてなかったら、何かしら理由を付けてきっと飲みに行ってたでしょう。
妻が里帰り出産しない件
よく、妊娠出産は妻が実家に帰る風習ってありますよね。正直妻の里帰り出産を期待してました。だって久しぶりの独身生活のように飲みに行けると楽しみにしてたのですよね。
しかし、我が妻は里帰り出産しない事を選びました。
え?まじか!と思いましたが、妻の『実家は母と祖母がしょっちゅう喧嘩してるので育児に悪い影響が出るから帰りたく無い』との事。まーその時は納得したのですが、『夫に子育てする意識を早く身に付けさせたい』という裏の理由もあったみたいです。
妻の退院後は一週間の育休を取り、2人で共にたどたどしく赤ちゃんの世話を始めたためましたが、この行為が今更ながら大事だったのだと感じます。子育ての苦手意識を芽生える暇も無くスンナリと育児する習慣が身についたのは良い結果でした。
(ここで妻が実家に帰った場合、妻と夫の育児スキルに時間差が生まれ、夫のたどたどしくやるのを注意なんかされてたら別の結果になったかも知れませんがね)
0歳児からの保育園入園と土曜日パパデー
保育園の入園時期は迷いました。妻は1歳になってから入れたかったようでしたが、当時住んでた東京都中野区の保育園の入園基準はそんなに甘く無く、仕事に早期復帰するには0歳児から入園しか選択肢は有りませんでした。
しかも、妻は医療系の技術職のためあんまりブランクを空けると復帰しにくいのも理由の一つに有ります。
という訳で保活を始めた妻は無事0歳時の入園にこぎ着け、出産後7ヶ月で職場復帰を果たし、土曜日勤務のため7ヶ月の赤ん坊の面倒を私1人で見る事が確定しました。
コレが我が家の土曜日パパデーの始まりです。(下手をすると土日共に見てました。)
ここでも正直私は不満でした。妻が専業主婦時代はちょっと家事も楽だったですし、妻が復帰してもパート扱いのため月々6万の保育園代を考えると金銭的にはあまり意義を感じませんでした。
しかし、結果的に良かったと思います。
理由の一つに、妻が家事育児に専念する事で息抜きの場がなくなる事。
もう一つが、夫である私が早めに子守を1人でやる習慣が生まれた事です。
腹をくくった私は近所の児童館、公園、ジャブジャブ池、図書館を渡り歩き、離乳食が終わったら上野の科学博物館や玩具博物館、井の頭公園など私がマンネリと感じないよう遠出しまくりました。どうせ育児するなら徹底的に楽しむくらいでいましたね。
そこで身に付いたのが、そしていかに子供を他の子供と遊ばせるかですね。我が子は良く知らない子と遊ぶようになりその後の育児は大分楽になりました。
5歳になった今でも土曜日(下手したら土日)はパパデーは続いておりますが、今では近所の子と良く遊んでくれるので私は遠目に子供を眺める程度で住んでます。
(パパデーは必然的にやってましたが、友人関係が子守で四苦八苦してる話を聞くと、早めに慣れれ良かったと心底思いました。)
余談ですが中野区の児童館で、専業主婦の方々の旦那に対する呪いの言葉を耳にするたびに、「俺もっと頑張らねば!」と気持ちを奮い立たせていたのはここだけの話。
家事育児に慣れると夫婦で自分の時間が作れる
私がブログを始めたのは子が3歳になったあたりからです。家事育児に余裕が生まれ隙間時間でやれるブログが趣味として丁度良かったんですね。ママさんブロガー達の育児ワンオペ発言を見かける度に、『他人のフリみて我がフリ直せ』とばかりに家事育児に対するモチベーションが上がってる気がします。
今までを話を振り返ってみると、
- 1ヶ月の一人暮らし経験で家事の大変さを理解する。
- 家事を共にやる新婚生活で家事のリズムを身につける。
- 引っ越しによる飲み歩きという悪い習慣根絶。
- 妻が里帰り出産しない事による育児する習慣を妻と一緒に身につける。
- 0歳児から保育園入園で、早めに共働き育児のリズムを身につける。
- 土曜日パパデーによるワンオペへの慣れ。
- 他人のブログ見てモチベーションアップ。
ここまで自分の行動を(結果論ですが)追い込まれると、駄目人間の私でもすっかり更正し家事育児に積極的に参加する事が出来ました。
やっぱり人はある程度追い込まれないとやれないですね。必然性ってのは大事です。一人暮らしで家事をやってた人も、妻が専業主婦になったらすっかりやらなくなる人も居るので、例え出産で専業主婦に一時的になったとしても負い目なんて感じず家事育児に巻き込む事も大事かもしれませんね。
パートナーの仕事が激務じゃない場合なら、5歳児を諭すようなやり方をしてでも、早めに家事育児に巻き込む事をお勧めします。
※うちの妻は飴と鞭の使い方がはっきりしてましたね。私が駄目人間だったからこそ鞭はビシビシ響いておりました・・・
そして家事育児で仕事だけでな味わえない(妻に感謝される)承認欲求と(家事育児を自分でコントロール出来る)自己実現を満たしてみては如何ですか?